「ありがとう」が表すのは感謝だけじゃない。これでいいよ、と認める気持ちを表す。

誰かに何かをお願いして、やってもらったときは、「ありがとう」を伝える。これは感謝もあるけど、それだけじゃない。「私がほしかったものを、あなたはちゃんと提供してくれました」という確認、承認の気持ちを表す。

ありがとう、と言われるとうれしいのは、感謝されてうれしい、だけじゃない。

自分がやったことがちゃんと他人の役に立った、認めてもらえた、自分の存在の意義があった、と実感できるから。

ということで、妻にちゃんとありがとうを言うことにする。いろいろと。

 

生きていくときに対峙しなければいけないもの

・不確定な未来。絶対確実な未来なんて無いんだけど、自分の生命を安全に保持したいという思いが現実との矛盾を招く。そして混乱と幻想に引きづりこまれていく。未来は不確定。そのせいで不安にもなる。でもそれは自然なことなんだ。

・世界の複雑さ。ものすごく複雑に見える。本質をつかまえる。自分にとって必要な情報を見極めて、必要な情報を持ったら前に進むこと。すべては把握できない。すべてがそろうのを待っていたら一生動けない。

・他人の思い。他人は他人の理由で動いている。自分の思うようにはならない。あたりまえのことなんだけど、忘れてしまう。

嫌いな人、苦手な人へうまく対処する方法

身近にすごく嫌いな人がいて、その人の振る舞いや発言やメールで嫌な気分になることってあると思う。

自分にもそんな人がいたんだけど、その人とのやりとりを通じて、対処方法がわかりました。どうもありがとうございます。

その方法は、こう考えること。

『この人は脳みそが特殊な形をしている。これまでの人生でいろいろあって、そんな形になってしまった。』

具体的に、どんな感じに変な形かを考えるとよい。自分の身近な人の場合は、脳みそが委縮してしまって複雑なことを考えられない、という特殊な形。こう考えた瞬間、その人の行動のすべてに、納得がいって、(嫌いなんだけど)まあしょうがないな。と思える。

適当な指示を投げてくる。⇒「脳が委縮して、細かいことを考えられないんだな。」

思いつきで回りの人に迷惑かける。⇒「脳が委縮して、現実が見えないんだな。」

他者からの賞賛や承認を欲しがる。⇒「脳が委縮して、単純な快感しか受容できないんだな。」

他者を攻撃する。⇒「脳が委縮して、fight or flightでしか物事をとらえられないんだな。」

約束を守らない。⇒「脳が委縮して、脳に負荷がかかることはできないんだな。」

って感じで、すんなり理解できる。そうすると怒りはわかない。

 

現実がどんなに辛くても、現実でないことに苦しむことほどは辛くない。

現実がつらくても、それが目の前に実感としてあることなら、受け止めるだけ。本当に苦しめるのは、幻想や、思い込んでしまった悪意、現実離れした要望、といった現実ではないものたち。今の仕事は、現実感が薄いから大変。

(悪い意味の)競争にさらされて、搾取されないためには

クリエイティブであること。新しいことの価値は他と比較できない。

自分にしかできないことを持つこと。みんなと同じなやつは比較されて搾取される。

選択肢を持つこと。逃げないやつは搾取される。

自分の意志を持つこと。上と同じく、自分で考えない、変化しないやつは搾取される。

「こうすれば失敗する」を知っていることは貴重な経験であり素質

どうすればうまく行くかは、宝探しに似てる。

こうすれば失敗する、を知っていることは、落とし穴に落ちずに旅すること。

失敗してオッケー。そこでこうすれば失敗する、を学ぶんだ。例えば、英語学習でこうすれば失敗するはたくさんある。そこからアプローチすると、正しい方向に進める。

五戒も「こうすれば失敗する」を説明してくれている。