意志が駆動する瞬間に気づく

普段生きているなかで、全ての行動は微かな意志のエネルギーがトリガーとなって始まる。何かを食べよう、歩こう、走ろう、着替えよう、お風呂に入ろう、メールを書こう。。。

あまりに微かな動きのため、無意識に近いレベルで起きている。だから、よくない行動も意志のエネルギーがトリガーになっていることに気づかない。誰かを攻撃するとき、微かに「こいつを攻撃してやる」というスイッチが入っている。

良い行動も、悪い行動も、この意志の微妙な動きに気づくことで、コントロールできるようになる。例えば、誰かを攻撃しようとしたときに、そのわずかな心の変化、つまり意志のスイッチに気づくことで、それを意識的に止めることができる。自分の心が変化した結果、攻撃したくなったのだと気づくと、怒りやいらつきは消えることが多い。消えないまでも、冷静に適切な行動をとることができる。

よい行動については、意識的に意志のスイッチを入れる。この人のいいところを褒めてあげる、とか。もう一つ意志のスイッチを入れるのにいい訓練は運動すること。最初の「よっしゃ運動するぞ」を意志のエネルギーで駆動する。そうするとすんなり運動を続けられる。これを繰り返すと、意志のスイッチをコントロールできるようになる。