人をmanageしたいのであれば、明確なメッセージを出すべき

分かりにくいメッセージは、人を混乱させる。人を不安にさせ、苦しませる。無謀な行動や自分の信念に反する行動をとらせてしまう。

例えば、社員に対して、『「生産性」でしか評価しない』と決めたのであれば、それを伝えればよい。それを伝えずに、ほかの手段で間接的にそのことを納得させようとするのが間違い。本来の目的が分かれば、その手段は受け入れられる。受け入れられない人はその組織から離れればいい。

間接的な手法で、たくさんの人が傷つくだろう。

意志が駆動する瞬間に気づく

普段生きているなかで、全ての行動は微かな意志のエネルギーがトリガーとなって始まる。何かを食べよう、歩こう、走ろう、着替えよう、お風呂に入ろう、メールを書こう。。。

あまりに微かな動きのため、無意識に近いレベルで起きている。だから、よくない行動も意志のエネルギーがトリガーになっていることに気づかない。誰かを攻撃するとき、微かに「こいつを攻撃してやる」というスイッチが入っている。

良い行動も、悪い行動も、この意志の微妙な動きに気づくことで、コントロールできるようになる。例えば、誰かを攻撃しようとしたときに、そのわずかな心の変化、つまり意志のスイッチに気づくことで、それを意識的に止めることができる。自分の心が変化した結果、攻撃したくなったのだと気づくと、怒りやいらつきは消えることが多い。消えないまでも、冷静に適切な行動をとることができる。

よい行動については、意識的に意志のスイッチを入れる。この人のいいところを褒めてあげる、とか。もう一つ意志のスイッチを入れるのにいい訓練は運動すること。最初の「よっしゃ運動するぞ」を意志のエネルギーで駆動する。そうするとすんなり運動を続けられる。これを繰り返すと、意志のスイッチをコントロールできるようになる。

正しい願い方

正しい願いかどうかは、願った瞬間に自分に変化が現れたかどうか、で分かる。

他人から評価されたい、お金が欲しい、かっこいい彼氏が欲しいは、単なる期待であってそれを願っても自分に変化は現れない。この願いの裏には「自分は今のままで」という現状維持したいという気持ちがあるから。

他人を助けられる自分になりたい、経済的に自立した人間になりたい、パートナーと支え合える自分になりたい、そう思った瞬間、ほんの少し自分の心に変化が現れる。それを維持できれば、その変化は少しずつ大きくなるだろう。心が変わり、発する言葉や行動が変わり、周りの人が変わり、現実が変わっていくだろう。

世の中の「悪」って実は

世の中の「悪」って実は、人の弱さが表れただけだと思う。

他人を攻撃してしまうのは、恐怖感を抑えられなかったから。つまり弱かったから。他人を貶めるのは、自分の安全を守りたいから。つまり弱いから。

そう考えると、純粋な悪って無いように思う。

サイコパスはちょっと分かんないな。

自分がどんなとこ歩いてるか、それが分かれば何も怖くないのよ。

Aさんは、断崖絶壁にかけられた、一本の木の板の上を歩いていく。

Bさんは、体育館の平均台の上を歩いていく。

どっちも10メートルぐらいの距離。

10メートルの木の板を歩くことが、例えば会社で仕事することだとする。するとその時に周囲が断崖絶壁か、体育館かは、その人が頭の中で考えだしてるだけなんだ。

断崖絶壁だと思ってたら、怖いし不安だし足踏み出せないし。でも断崖絶壁は自分で作り出した幻想。だって、会社辞めても死なないから。誰も気にしたり批判したりしないから。

だから、苦しみは勝手に自分でつくってんだよ、ってこと。